開発者インタビューDeveloper interview

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ディスプレイの技術動向を捉えた
粘着シートの開発

ダイレクトボンディング用OCA

Q. 光学用粘着シートとはどのような製品でしょうか。
またどんな用途で使用されるシートでしょうか。

私たちの身近にはスマートフォンやタブレットをはじめ、自動車のセンターインフォメーションディスプレイや電子ミラー、街中のデジタルサイネージなどに、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイが使用されています。
ディスプレイは様々な機能が付与された透明フィルムやガラス・プラスチック部材で構成されています。リンテックの光学用粘着シートは、それらのフィルムや部材を高精度に積層して一体化することで、鮮やかで精細度の高い映像を表示したりと、タッチパネル操作が可能となります。

Q. 光学粘着シートにはどういった性能が求められますか

高透明であることと、プラスチックとガラスなど異種材料を貼り合わせる場合でも、最適かつ高い粘着力を発揮することが求められます。また、ディスプレイの最表面に使用される保護カバーパネルに施される黒色印刷部分の凹凸段差周辺に対し、気泡なくきれいに貼ることができる応力緩和性(段差追従性)も兼ね備えていることも必要となります。

Q. 光学用粘着シートについてリンテックの強みを教えてください。

最近のディスプレイの一部では、安全性や軽量化を目的に構成部材として用いるガラスを、プラスチックへの置き換えも検討されています。しかし、プラスチックから発生するアウトガスにより部材間の剥がれが生じやすくなる課題があり、特に過酷な環境で使用される自動車や屋外用のディスプレイのお客様にとって、大きな課題となっていました。当社の粘着シートは、このプラスチックからのアウトガスを抑え、部材同士の剥がれを防止する性能を大きく高めることに成功し、幅広いお客様から高い評価をいただいております。
そのほかにも、強い日差しから機器を守るため、紫外線や近赤外線などをカットする選択的波長カット機能の付与や、自動車や家電に使用されるインパネのデザイン向上を目的に光学粘着シートの着色化など、当社独自の技術でお客様の用途やご要望に応じてさまざまな対応を行うことが可能です。

Q. 研究・開発の難しさ・面白さを教えて下さい

技術革新が早いディスプレイ業界では、今現在新しいもので安心していてはすぐに市場から取り残されてしまいます。営業が情報を的確につかみ、研究がそれを形にし、工場で試作・生産するという当社の一貫生産の強みを生かした顧客対応をモットーに取り組んでいます。そのため、工場、営業、研究が常に密に情報共有することが大事だと感じています。

Q. 今取り組んでいる課題や今後の展開などを教えてください。

液晶ディスプレイに加え、今後は有機ELディスプレイなどのシェア増加が見込まれています。高機能化・多様化・薄型化などディスプレイ技術の進化は非常に速く、粘着シートに要求される品質・性能も多岐にわたっています。
これからも最新の技術動向を把握し、お客様のニーズをきめ細かにフォローした製品開発を進めていきます。

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